Googleデータポータル×サーチコンソールでデータ分析

Google Search Console(以下、サーチコンソール)で、WEBサイトの自然検索の流入状況を確認するケースは多いでしょう。
「サチコ」と略して読んだり、サチコミエルカと呼ばれるサービスもあるほどです。

しかし、サーチコンソールは管理画面だけでは、データが分かりづらい部分があることも事実です。
・最大で過去16ヶ月のデータしか保持されず、それ以前のデータを見るためにはダウンロードして保存が必要
 ※スプレッドシートに出力して保存する方法は、以前の記事に記載しています
・月別や日別のデータをページ別、クエリ別で見るのが大変(フィルタ範囲が狭く日別は不可)
 
これでは特定のページやクエリはともかく、詳細の分析や時系列での推移などつかみづらい問題も出てきます。
そこで本記事では、サーチコンソールをデータポータルに接続して、表とグラフで見やすいする方法をご紹介します。

データポータルとサーチコンソールの接続

まず、データポータルにアクセスして、「Template」一覧の画面を開きます。
そして「Category」よりサーチコンソールのテンプレートを探します。

プルダウンの中から、「Search Console」が見つかりました。
左上の「+作成」を押して0から作成するより、こちらのほうがお勧めです。

これでサーチコンソールのテンプレートレポートを呼び出せたので、クリックして開きます。
左上の「+作成」を押して0から作成するより、こちらのほうがお勧めです。

これはテンプレートなので、「自分のデータを所有」で該当のサイトに連携します。
見づらいですがデータソースは2つ出てくる(カーソルを合わせて確認)ので、それぞれ選択します。

①、②の違いを簡潔に言うと、下記のとおりです。

①サイトのインプレッション→サイト全体のクエリ、デバイス別結果が見れる。上記レポートで1個だけ使用されている。 ②URLのインプレッション→クエリだけでなくランディングページ、デバイス別も見れる。上記レポートの内11個に使用されて、詳細分析は基本的にこちら。

データポータル上のサーチコンソール詳細分析

次にテンプレート以外の表と分析の狙いをいくつかご紹介します。

クエリ×ランディングページの結果

クエリをランディングページ別に見ることは、サーチコンソールの画面では1回ずつフィルタを設定しないとできず時間がかかります。

これを、データポータルで表を作成してデータが自動更新されれば、確認できる範囲も広がり定期的にチェックできるので、分析も深い所まで行えます。

クエリを掲載順位10-30位でフィルタ

クリックの多いクエリは掲載順位も上位であるサイトが多いですが、10位以下でimpressionが多いクエリも伸び幅があるので見逃せないはずです。

これもサーチコンソールの画面では見つけづらい部分ですが、予めデータポータルで表として用意しておけば、把握しやすくなります。

また、ページの改善などを行った際に、その後の改善効果を把握するのも便利ですね。

データポータル内でのフィルタの設定は、下記の箇所で行えます。

CTRが5%以下でImpressionが多いクエリ

Impressionが多いということは間違いなく需要があるのですが、掲載順位が低いか他社のサイトがクリックされやすいなどの理由でCTRが低くなっています。
掲載順位が低ければ様々な角度かを見直してGoogleの検索エンジンとユーザーに評価されるように改善を行い、CTRが低ければページタイトルと説明文の見直しを競合と比較しながら行いましょう。

CTRが5%以下で掲載順位が高いクエリ

見落としがちですが、掲載順位が高くImpressionが一定以上あるもののCTRが低いクエリは競争の穴場である可能性が高いです。
既に掲載順位が上位なのでCTRさえ改善されれば独占できる可能性が高いのです。
ページタイトルの見直しなどを行い、ユーザーにクリックされやすくなるよう優先的に改善できるはずです。
CTRとImpressionのフィルタ設定はサイトの数値状況に応じて変えていきましょう。

データポータル上で複数ツールの比較

データポータルで可視化するメリットとして、他のツールと横並びで同時に見れることがあります。
もちろん手動でも集計して可視化できますが、短時間で多くのデータを見て運用判断をする上では、都度データが更新されるデータポータルで設定したほうが便利です。

サーチコンソールとGoogle Analyticsのランディングページ比較

流入部分が同時に可視化されました。
・ページ単位でどのクエリが多いか
・クエリとページタイトルの整合度が高いか低いか

ということが一目で見れて、期間やクエリのフィルタを付ければ絞り込むこともできます。

サーチコンソールとGoogle Adsのクエリ比較

広告流入と自然検索での検索クエリの比較ができます。
「自社名キーワードを広告で出稿する必要があるのか?」という議論が良くされますが、ここで定期的に確認しながら判断していくのも得策ですね。

・同じ検索クエリで広告と自然検索の比較が一目で見れる
・広告で獲得すべきクエリと自然検索で獲得されやすいクエリが分かる

さらに月別の推移表で確認したり、クエリ別にグラフ上にプロットして比較するのも良いですね。

まとめ

このようにサーチコンソールをデータポータルに連携して可視化することで、画面だけでは分からない傾向も見えるようになってきます。

特に立上げ直後は流入が少ないこともあるので、インプレッションを増やす際に細かく分析していくと対策もはっきり見えてきます。

サイト内の分析を短時間で行ってより良い運用判断をするための参考になれば幸いです。

※今回紹介した表のテンプレートのファイルも作成中でまもなく公開します

 

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