Google広告の分析を行ったことによる改善事例をご紹介します。
品質スコアの三要素「LPの利便性」「広告の関連性」「予測CTR」の分析により、サイト内更新時に発生した間違いに気づいた事例です。
品質スコアの結果
まず下記の品質スコア別「LPの利便性」の結果をご覧ください。
「平均より上」「平均」「平均より下」「評価なし」の4つに分かれており、それぞれをカウントして全体を100%としたときの各要素の割合(%)をまとめています。
実際の運用画面の設定では広告グループAの流入先ページを一つに統一していました。
各要素の詳細説明は【公式】Google広告ヘルプ「品質スコアを確認する」をご参照ください。
LPの利便性が段々と悪化
上記の結果を見ると「LPの利便性」が7月から9月にかけて
「平均より上」→減少
「平均より下」→増加
となっており、7月~10月に序々に悪化している傾向が見られます。
「LPの利便性」とは検索クエリとその流入先ページの親和性を評価した指標であり、
「平均より下」の評価を受けていると検索クエリとコンテンツがマッチしていない可能性が高いということになります。
運用結果の悪化を受けて異常連絡
運用担当者がこれに気づき関係者等に確認したところ
「7月の更新作業で間違って流入先ページのタイトルを関係のない文言に変更していた」ということが発覚しました。
つまり、広告側ではなくWEBサイト側のページが変更になり、それが原因で広告の品質スコアが悪化した可能性があるのです。
このことに気づいてすぐに元の文言に戻しました。
するとどうでしょう。
10月以降に「LPの親和性」の評価が7月以前と同じに戻っていったのです。
サイト管理者が気づかずにいたことを、広告担当者が気づいて異常を伝えることができたのです。
まとめ
このような間違いや事故は日頃から注意しておくべきですが
少なからず起こってしまうこともあるでしょう。
そのような時に様々な角度からのチェックで気づけると心強いですね。
その意味でもGoogle広告の結果からサイト運用の異変に気づけた本事例は広告運用の新たな価値を見せてくれた事例と言えます。