今回の発表
Googleは、検索結果でホテルや旅館の宿泊予約へ進む際に表示される詳細情報や予約機能に関するアップデートを発表しました。主に次の3点についてです。
(1) 業界標準のプロトコルを採用
Googleは、ホテルの料金をオンラインで提供するための、業界標準のプロトコルをサポートしていく予定です。
これらのプロトコルは、異なるホテルが予約、新しい料金情報の更新、そのほか変更を行う際に一貫性が保たれます。
(2)掲載情報の更新の簡易化
ホテル,旅館などの提供側は、これまでGoogleビジネスプロフィールに料金を追加するために、都度スプレッドシートやファイルをアップロードしていました。しかし、今後はプロフィールに直接料金を入力して簡素化されます。
これにより、需要変動の波に関わらず迅速に料金情報などを最新状態に維持できます。
(3)Google広告でホテル広告の配信可
ホテル広告を配信する際に必要であった、ホテルセンターのアカウントが必須ではなくなります。これによりGoogle広告アカウントだけでも、配信ができるようになります。
Googleは、ホテルの料金をオンラインで提供するための、業界標準のプロトコルをサポートしていく予定です。
これらのプロトコルは、異なるホテルが予約、新しい料金情報の更新、そのほか変更を行う際に一貫性が保たれます。
(2)掲載情報の更新の簡易化
ホテル,旅館などの提供側は、これまでGoogleビジネスプロフィールに料金を追加するために、都度スプレッドシートやファイルをアップロードしていました。しかし、今後はプロフィールに直接料金を入力して簡素化されます。
これにより、需要変動の波に関わらず迅速に料金情報などを最新状態に維持できます。
(3)Google広告でホテル広告の配信可
ホテル広告を配信する際に必要であった、ホテルセンターのアカウントが必須ではなくなります。これによりGoogle広告アカウントだけでも、配信ができるようになります。
【参考リンク】
・詳細の内容は下記ブログに記載されています(英語)。
Google Ads Adds New Audience Targeting & Reporting Features
・Googleヘルプページの記載内容は、下記です(英語)。
Travel products to help you scale your presence and capture pent-up demand
Google Ads Adds New Audience Targeting & Reporting Features
・Googleヘルプページの記載内容は、下記です(英語)。
Travel products to help you scale your presence and capture pent-up demand
今回の発表の影響と広告出稿について
コロナによる感染や活動自粛も緩和されてきたため、旅行者はこれから回復に向かうことが予想されます。旅行の計画を思い立った際にGoogle検索で「地名」を入力して、各ホテルの料金を比較するのは多くの人が行う行動であり、提供側にとって今後も集客において重要な役割を占めていくと思われます。
これに伴い、各企業も今回のアップデートに沿った対策を発表しています。
SnapchatはDynamic Ads for Travelの導入を発表したり、Booking.comなどのブランドはカタログを作成して、より旅行の意図に基づいた結果を表示する方向へ注力しています。
一方で、広告主側から見た懸念点もあります。
・Booking.com、Hotels.comなどを経由したお申込みが増えて、対策をしないと自社サイト経由のお申し込みも伸びていかない
・料金が複数設定されていたり複雑な体系の場合は、誤情報の掲載リスクが高くお勧めできない
このような影響もありますが、消費者に対してはより早く合理的に宿泊価格を求めるニーズを満たせる流れになってきています。
したがって、提供側も今回のアップデートを加味して、リスティング広告と料金情報の更新をより簡単に行いながら、競合他社に差をつけるチャンスになってきたとも言えます。
ホテル、観光業の方はこのようなメリットとデメリットを考慮して、総合的に最善な判断をする参考になれば幸いです。