Google広告の運用において検索クエリの把握と管理は重要なタスクの一つで、例えば下記のチェック項目があります。
検索クエリの中で的外れ(CVに繋がりそうにない)の語句を除外設定する
キーワードに登録されていない検索クエリを登録する
CVが発生した検索クエリを認識して、紐づいているキーワードの上限入札単価を引き上げる
これらをキャンペーン別、広告グループ別に1個ずつ見ていくのは大変ですし、
毎週や毎月と定期的に毎回続けていくと膨大な作業時間を費やすことになります。
そこで、Tableauのダッシュボードで効率的に管理する方法を考えてみました。
Google広告のデータをTableauへ自動出力する
下記のようにGoogle広告からスクリプトの指示でスプレッドシートへ自動出力、
スプレッドシートとTableauをAPI連携して自動接続します。
手順の詳細はスクリプト機能でスプレッドシートへ自動出力した方法をご覧ください。
この方法でデータ集計を自動化して、Tableauファイルを開くだけで分析作業を始められる状態にします。
Tableau側のダッシュボードで検索語句を3つに分類する
予め作成した3つの表(①~③)をダッシュボードに集約しました。
①グループ内検索語句とキーワードが一致○
検索語句とキーワードが一致していれば、運用画面で既に登録済みということです。
その場合は例えば下記の内容を検討するのが良いでしょう。
CVが獲得されているかどうか→ずっと0件のままであれば、入札単価を下げるか停止も検討する
CPC(クリック単価)が高くないか→一つの検索語句で多額の費用を占めているようであれば、そのキーワードの出稿量の見直しを検討する
分析の際は、Tableau側でフィルタのチェックを変更することで、キャンペーン別、広告グループ別もすぐに切り換えられるので、個別のグループを1個ずつ切り換えてあまり時間をかけずに把握することができます。
②検索語句とキーワードが不一致×
運用画面でいえば「追加済み/除外済み」欄が「なし」となっている検索語句です。
これらをまとめてダウンロードして、除外すべき語句と登録すべき語句に分類するのが良いでしょう。
登録キーワードと一致しないまま出稿し続けても、品質スコアが低くなってしまう可能性が高いです。
検索語句の数が多すぎる場合は「クリック数3以上の語句」などと絞るのも手です。
③CVを獲得した検索語句
これを言うまでもなく重要でしょう。
「追加済み/除外済み」欄が「なし」となっている場合は、完全一致のキーワードとして登録済か確認して、基本的には登録するようにしたほうが良いです。
その上で「毎月CVが獲得し続けるのか」「費用、CPC、インプレッションシェアはどうか」をモニタリングしていきましょう。
まとめ
運用画面で検索語句をチェックする場合と比べて、上記のTableauダッシュボードで管理して登録/除外作業を行うことで、作業効率がどんどん上がっていきます。
Tableauを使っている方は是非試してみましょう。