Google広告のブランドキーワード完全一致の類似語を分析した

ブランドキーワードの完全一致について

Google広告の運用において、ブランド(もしくは自社名など)キーワードはすべての運用者にとって重要なキーワードでしょう。

そのアカウント内で、CVが一番多く獲得されてCPAを低くするうえで、大きなポイントゲッターになるはずです。

ところでこのキーワードの検索語句を見てみると、一文字違いやカタカナなど表記ゆれのキーワードが散見されます。
例えば、ルイ・ヴィトンであれば、下記のように多くのキーワードが出てくる可能性があります(あくまで想像で、実際の結果とは異なります)。

ルイヴィトン
るいびとん
ヴィトン
vuitton
vuiton
ruibiton


長く続けていくと何度かお目にかかると思いますが、
「完全一致(類似パターン)で拾われてるから登録し直さなくて良いのかな」
「CVがあまりとれてないから除外したほうがよいのかな」
のような疑問を持ったことありませんか?

そこで、今回は実施にいくつかのアカウントを取り上げて、成果への貢献度を分析してみます。
検証の為に、いくつかのアカウントからそれぞれのブランドキーワードの結果を抜き出してみました。

各ブランドキーワードのCV数の大小

ブランド名完全一致(●)ブランド名類似語句(×)に分けて図示しました。

AのCV数が多すぎて分かりにくいですが、全ブランドで完全一致が上回っています。
これは当たり前の結果ですね。

CPCの大小について

全体的に類似語句のほうが高い結果が出ています。
類似語句の中で、マッチタイプ「完全一致」で拾われているキーワードが大半ですが、ブランド名完全一致の「完全一致(類似パターン)」に拾われているものもあります。
途中から新たな検索語句が出てくる可能性もあるでしょう。

CV数の大小を外して考えれば、完全一致で登録したほうが、この差は縮まるのかもしれません。

品質スコアの大小について

こちらもほとんどのブランドで類似語句が下回っています。
やはりブランド名の完全一致で検索されるのが、一番コスパも良いはずです。
「運用者側が悪い訳でもなく、ユーザーが行ってることでしょ」と思いたくもなってしまいます。
その他の指標も含めて、2つの割合の差を表にまとめました。

緑:ブランド名完全一致の数値が高い、ピンク:ブランド名完全一致の数値が低い
やはり例外と思われるブランドFを除けば、
CPC,CPAが低く他の指標は多い結果が出ています。

ということは類似語句は完全一致で登録しても、
非ブランド名キーワードグループのように成果は見劣りすることになります。
アカウントによって影響度合いは変わりますが、
これが大きかったら成果への影響も出てきてしまいます。。

ユーザーの行動として、少数でも類似語句が検索する傾向は今後も変わらないでしょう。
それであれば、どう対処したら良いか考えておくのが、運用者としてできる対策となります。

■おすすめの対処法

考えられるお勧めの対処法をいくつかご紹介します。

類似キーワードへの広告配信を除外する

ある広告主様で、「これはやめて欲しい」と言われたことがありました。
ブランドイメージもあったかと思いますが、成果の面でも悪化する要因になることもあります。
除外キーワード」として登録することも、選択肢の一つとして考えておきましょう。

完全一致で登録する

中途半端に類似パターンで拾ってもらうくらいなら、このほうが良いですね。
なぜなら同じ広告グループであれば、広告文、流入先URLは同じですが、
CPC、品質スコアに影響があるかもしれません。

また個別の結果もキーワード一覧で見れるようになるので、除外しないのであればこうしたほうが良いでしょう。

完全一致で登録した類似語句を停止する

マッチタイプ「完全一致」として登録した後に結果を見ていったものの、「費用が多くてCVが少ない」ようでしたら停止しましょう。

ブランド名キャンペーンや全体の成果を悪化させるのは良くないので、その際は停止することをお勧めします。

また「1年続けたけど、1件もCVが獲得されない」ということでしたら、停止を考えましょう。
停止した場合は、除外キーワード登録とセットで行う必要があります。

ブランド名類似語句は意外と見落とされがち

「あまり重要ではない」と見過ごされがちなブランド名の類似語句ですが、
グラフからも分かるとおりブランド名完全一致と比べると成果の面で悪因子となりつつあります。

ブランドのポリシーも確認しながら、中途半端な対応にならないようにしっかり管理していきましょう。