Google広告のアカウント構成を見直して、成果を改善した事例をご紹介します。

【前提1】事業概要とWEBサイトの構成

全国で複数の店舗にてスポーツ用品を販売展開している会社でした。

店舗数:全国に18店舗
販売アイテム数:粗利の高いアイテムで20個、その他多数

そして、WEBサイトを立ち上げる際に「各店舗別にそれぞれのアイテムページを用意する」という方針になり、WEBサイト側で18店舗×20アイテム=360ページを作成していました。

これとは別に、店舗ページ(特定のアイテム用のページではない)と各アイテムページ(地域名を記載していない)も用意しています。

【前提2】Google広告のアカウント構成

Google広告のアカウント構成で店舗別にキャンペーン、アイテム別に広告グループを作成して、広告グループの総数は最低504個(店舗別のキャンペーン18個×アイテム別の広告グループ28個)に上りました。

キャンペーン→店舗別に18個
広告グループ→粗利の高いアイテム20個に加えて検索ボリュームの大きいアイテム8個

その他のアイテム系のキーワードが見つかれば、それも別の広告グループとして新規作成して追加したので、広告グループの総数はさらに増えていきました。

各広告グループの広告リンク先はどこに設定するか

これは重要な問題であり、サイト内にアイテム名が一致しないキーワードの広告グループの場合は悩ましい問題です。

Tシャツ関連のキーワードで検索したユーザーの広告流入ページ

①Tシャツに近いアイテムのページ(例:「Tシャツ 平塚 店舗」で検索してもTシャツページはないので、スポーツウェアページへ流入させる)
②店舗ページ(例:「平塚 Tシャツ」で検索したユーザーを平塚店舗ページへ流入させる)

この時はアイテム軸より店舗軸のほうが重要度が高いと考えて、大半の広告グループの流入先をアイテムページではなく店舗ページにしたのでした。元々売上の集計も店舗ごとに行っていた為に、そのイメージが先行していたこともあります。

【結果】Google Analyticsで結果を確認

しばらくしてGoogle Analyticsでの結果を確認してみました。
すると、直帰率が60%以上と高い状態でした。

ちょっと高いなと言う事で議論に議論を重ねて
店舗ページよりアイテムページへの流入を優先させたほうが良いのでは?
という仮説が導き出しました。

はたして本当にそのほうが良いか確かめる為に
店舗、アイテムページそれぞれへ流入させて、A/Bテストを行いました。

そして直帰率を改めて確認すると下記の数値結果となりました。
店舗ページへ流入していた期間:平均63%
アイテムページへ流入に変更した直後:平均54%

このようにアイテムページのほうが低い結果が出たのです。
そして、この結果を受けて大半の流入ページを店舗ページからアイテムページへ変更したのです。

検索クエリを見ると地名はほとんどなくアイテムが多かったので、
その点からもアイテム軸を優先で考えたほうが良かったという知見も得られています。

このようにユーザーの意図がわかる検索クエリを中心として
アカウント構成をしていくことが重要だとわかる一例でした。