Google,Yahoo広告のutm_contentをデータポータルで可視化する

WEB広告を配信する際に、Google Analyticsへデータ転送するために「?utm」で始まるパラメーターを流入先URLの後ろに付けていることでしょう。
主に広告配信で使われるGoogle広告、Yahooプロモーションでは、下記のパラメーターが馴染みかと思います。
・utm_source
・utm_media
・utm_campaign
・utm_content
これらのキャンペーン別の使用例は以前に「トラッキングパラメーター実装例」の記事で紹介しています。
今回は、この中で一番知られていない「utm_content」について、 Google Analytics で記録してGoogleデータポータルで可視化する一例をご紹介します。

集計区分は広告グループや広告などカスタムで設定できますが、今回は広告グループ別で考えます。

utmの種類と組み合わせからすると、広告グループとして設定するのが多くのアカウントで良い手段であると経験より感じています。
是非最後まで読んで Google広告を Google Analytics で分析する時の参考にして頂ければ幸いです。

【運用画面】utmパラメーター付与について

Google広告の設定箇所

Google広告では次の2点を行っていれば、パラメーターはURLに自動付与されます。
・「自動タグ設定」にチェックを入れる
・Google AnalyticsとGoogle広告を連携する


したがって、基本的にutmパラメーターの設定は必要ありません。
また、余程の理由がない限りは、この設定を変えないほうが良いでしょう。

Yahoo検索のutmパラメーター設定について

一方で、Yahooプロモーションは検索とディスプレイで異なった設定を行う必要があります(2021年現在)
Yahoo検索では下記のとおり、キャンペーン設定、広告グループ設定の中に「URLオプション」の中に設定箇所があります。
ここでそれぞれutmパラメーターの文字列を入力します。

この他に、個別の広告やキーワードURLで別々に設定することも可能ですが、上記で一括設定したほうが楽ですし大半はそのように管理することが多いです。

Yahooディスプレイのutmパラメーター設定について

一方で、Yahooディスプレイはキャンペーン設定、広告グループでの一括設定ができません。
テキスト広告、イメージ広告、レスポンシブ広告のそれぞれのURLの末尾にutmパラメーターを付与していきます。
キャンペーンエディターを使えば、一括で同じパラメーターを付与できて便利です。

【Google Analytics】utm_contentの反映結果を確認する

utm_contentの反映場所を確認

次にこれらがGoogle Analyticsでどのように表記されるか見てみます。
左側のメニューバーをたどって、「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」を一旦押します。
「チャネル」でなくても別のでも大丈夫ですが、デフォルトで出てこないので検索ボックスの中に「広告のコンテンツ」と入力します。

これを選択することで「広告のコンテンツ」、つまり「utm_content」の設定によって反映された内容が見れます。

Google広告のutm_contentは?

まず、Google広告の「utm_content」パラメーターの結果から確認していきます。

正確に見たい場合は、セカンダリディメンションで「参照元 / メディア」を選択して「google / cpc」でフィルタをかければ分かります。

Google広告では最初に述べたとおり、「自動タグ設定」によって自動変換されます。

検索広告で下記のように変換されています。 拡張テキスト広告→「見出し1」 検索レスポンシブ広告→なし(「not set」と表記される) ディスプレイ広告は下記のとおりです。 イメージ広告→広告名(画像サイズが含まれることが多い) レスポンシブディスプレイ広告→なし(「not set」と表記される)

近年出てきたレスポンシブ広告の影響もあり、他のutmパラメーターと比べて「(not set)」が多いですが、キャンペーンより細かい粒度でサイト内の指標を分析する際に便利です。


Yahooプロモーション のutm_contentは?

一方Yahooプロモーション内のYahoo検索、Yahooディスプレイではどうでしょうか。

こちらは同じようにGoogle Analyticsで「広告のコンテンツ」を選択することで、上記で設定した広告グループ別の表示がなされます。
フィルタをかけることで、Google広告の「見出し1」や他の媒体の「参照元 / メディア」と混同させずに見ることができます。

【データポータル】utm_contentを可視化

ここまでGoogle Analyticsで見た内容を、データポータルに連携させて表で確認できるようにします。
まず、「utm_content」で設定したYahooプロモーションの広告グループ別の結果です。

Yahooプロモーションのデータに限定するために、下記のようにフィルタをかけます。

そして、「広告のコンテンツ」を週別に表でまとめました。

Google広告の広告グループ別の結果では「広告コンテンツ」ではなく、「Google広告:広告グループ」を選択します。

※事前に、Google Analyticsの管理画面の「プロパティ設定」からツールを連携しないと表示されるようになりません。

最終的に下記のようにGoogle広告で設定した「広告グループ」の「セッション」「直帰率」「目標完了」の指標が見れるようになりました。
期間を「直近3週間」に一度設定すれば、その後は一切触らなくても最新データが常に自動で更新されるので、とても便利です。

仮に「広告の見出し」を選択して、「参照元 / メディア」→「google / cpc」でGoogle広告の結果だけにフィルタを絞っていたら、広告グループ単位ではなく広告の見出しなどの結果が表示されるはずです。ここはYahooプロモーションと違うところです。

もう一つ仮にGoogle広告の設定「自動タグ設定」のチェックを外した場合は、utmの自動付与による上記の結果が表示されないので、この場合はYahooプロモーションと同じように「utm_content」で設定した値(もしくは)「not set」が表示されるでしょう。

まとめ utm_contentを有効に使うために

Google Analyticsにおけるutm_contentパラメーターの表示とデータポータルについてご紹介してきましたが、まとめると下記のとおりです。

・Yahooプロモーションは個別の広告グループ、広告などに付与して、Google広告の表記と混同しないように表記を調整する
・Google広告はデフォルトで「広告見出し1」が表示されるので、「広告グループ」別の結果はツール連携によって表示されるようになる「Google広告:広告グループ」を見る

広告媒体側の画面でもクリック、CVなどの指標が見れますが、Google Analyticsで「utm_content」をこのように設定することで、直帰率、滞在時間などの指標まで見ることができます。

このようにして、広告運用の分析も深いところまで掘り下げることができるので、是非試してみましょう。

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