自動効率化への第一歩!サーチコンソールのデータをGoogleスプレッドシートに自動反映

サーチコンソール(Search Console)について
Webサイトへの流入検索キーワードやSERPs(検索結果画面)からのCTR(クリック率)などを調べるのにGoogleサーチコンソール(Google Search Console)を使われている方は多いでしょう。

画面内の「>Search Console>検索アナリティクス」を選べば、これらの結果を見ることができます。
しかし、表やグラフをカスタマイズしようと思っても一度に999件のデータしかダウンロードできないため、一部のデータしか見れないことが大半です。

データをスプレッドシートで集計する
そこでGoogleの「Search Analytics for Sheets」アドオン機能によってスプレッドシートへの転送を試みます。
スプレッドシートであれば1シートあたり最大20万セルまでデータ保存が可能です。
データ量に応じて「1年分で1シート」「6カ月分で1シート」など調整して、下記の方法によって完全自動で定期的にサーチコンソールのデータを取得できます。

本記事では、そのSearch Analytics for Sheetsの使い方を以下にまとめました。

スプレッドシートのアドオン機能の設定

サーチコンソールの開設、初期設定が済んでいる前提で、スプレッドシート側の手順を下記に記します。

1.「Search analytics for sheets」のアドオン機能追加

スプレッドシートのファイルを開いて、下記の順にアドオン追加の操作を行います。

①スプレッドシートのツールバー「アドオン」→「アドオンを取得」を取得

②「Search analytics for sheets」の「無料」ボタンをクリックして、スプレッドシートのアクティブ機能として取りこむ
(この際にSearch analyticsからGoogle IDへの連携リクエストを聞かれるので「許可」を押します)

③ツールバー「アドオン」内に「Search analytics for sheets」が追加されます

2.(基本編)手動でサーチコンソールのデータを出力する

次にサーチコンソールのデータをスプレッドシート上に自動出力する設定を行います。

①ツールバー「アドオン」→「Search analytics for sheets」→「open side bar」をクリックします。しばらくすると右側に設定画面が開きます

②タブ「Request」を選んだままで、各項目の設定を個別に行います。
「Verified Site:」→検索データを取得するSearch Consoleアカウントを選択
「Group By:」→取得データを選択。Date、Device、Query、Page、Countryの掛け合せが可能ですが、すべて取り込むとデータ量が膨大になるので、必要な項目だけ設定するようにしましょう。
③「Results Sheet:」→取得データを出力するシートを選択。「Create New Sheet」で新たなシートに出力するのでも問題ありません。
④「Request Data」→APIが実行されて、数十秒後にデータが出力されます。

このようにして、データが出力されます。

3.(応用編)自動で毎月3日にSearch Consoleの先月分データを出力する

慣れてきて毎月のデータを更新する場合は、自動化の設定をしましょう。
まず先程と同様に「open side bar」を開き、「Backups」手動から各項目を設定します。

当方では上限20万セルを考慮して「Page」×「Query」「Device」×「Page」を別々のワークシートへ出力することを推奨していますが、サイト規模や目的に応じて変えるのが良いです。

「Email me backup status:」バックアップが自動実行された後にメールが届く機能です。
「Run a backup cycle right away:」自動出力のログを表示するかどうかの設定です。チェックを入れるに越したことはないので、設定しましょう。

実際に自動出力したデータがこちらです。

「Mar 2022」は2022年4月3日に3月分のデータが自動生成されたシートです。
これならシート名を見れば、どの月のデータか一目でわかりますね。
自動化の設定をして長期間放置してしまうと上限に達して止まってしまうので、定期的に別ファイルへ移す作業を行うようにしましょう。

このデータをそのままダウンロードして分析用に使うことも可能ですし、Tableau用のデータソースとして使うことも可能です。

Search analytics for sheetsはどのような場合にお勧めか

Search Consoleのデータ出力方法は複数ありますが、
どの方法がお勧めかは事業規模や状況によって変わってきます。

■判断基準のポイント
・TableauのようなBIツールがあるかないか(もしくは今後どうするか)
・Big Queryのようなデータマネジメントプラットフォーム(DMP)があるかないか

■ツール利用状況によるお勧め方法の違い

こんな方①:Tableauを使っているが、Big Queryのようなデータプラットフォームはない

⇒上記の方法で分析をすれば、データ集計時間が大幅に削減されます。詳細は下記記事をご覧ください。

サーチコンソールのデータをTableauで図表化してみた

こんな方②:Tableauを使っている、かつBig Queryのようなデータプラットフォームもある

⇒上記方法では全データを保存できない場合があるので、併用もしくは簡単な分析や可視化の際に使うことをお勧めします。主に大企業の場合が多いでしょう。

こんな方③:Googleデータポータル(無料)で、主要な部分だけ可視化・分析できれば良い

⇒完全に無料でデータを可視化・分析したい方は、上記方法を使わずGoogleデータポータルのカスタマイズに注力することをお勧めします。費用と時間をかけずに準備をして、かつ効果的な分析をしたい方向けです。
Googleデータポータル×サーチコンソールでデータ分析
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まとめ:Search Consoleをスプレッドシートに出力すれば各段に便利になります

このようにSearch Consoleのデータをスプレッドシートに出力すれば、そこから他のツールへの展開やデータの利活用など大幅にできることが増えます。

何よりも一度覚えてしまえば、複数のアカウントで同様の作業をするだけで済み管理の大変さも格段に減るので、この手法はお勧めです。

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